車で実家に帰る

1時近くまで熱唱した翌日は5時出発で実家に向かう。
慣れない車に寝不足、加えて久しぶりの高速である。
まぁある種無謀と言えなくもない。
が、車に乗るとテンションはトップギアだ。
アクセルを踏みつけ(と言っても慣らしが済んでいないので3000回転以下で)、いざ出発。


奥さんの持ち込んだCDや僕のCDを順番に掛け、自分のCDのとこだけ熱唱しながら走り続ける。
海老名SAで朝食を買い込み、娘のオムツを替え、その後はノンストップで実家まで走る。
幸いGW初日の早朝出発ということもあり、渋滞に巻き込まれることなく帰ることが出来た。
しなしながら、久しぶりの高速4時間休みなしは辛い。


実家に着くと、朝帰りのアニキに対面し、2,3言葉を交わし、アニキは再び職場に旅立った。
彼にはGWもヘッタクレもない上に、あまり家に居ない人なので、たまに家に帰っても顔を合わす機会は少ない。
娘が生まれて早4ヶ月。ひいばぁちゃんと曾孫の初対面である。


号泣。


もう人見知りする我が子。
困ってしまったひいばぁちゃん。
あたふたする奥さん。
状況を見守るだけに終始する僕。


まぁ生きていれば色々ある。


疲労困憊の僕、奥さん、娘は三人揃って離れで寝る。


午後にアネキ夫婦と息子のY君(2ヶ月)がやって来たので、色々と子育てトークをする。
アネキとは確執があったので、まともに話をするのは久しぶりだが、まぁお互い子供が生まれ、それどころではないので、普通に話が出来た。
一通り話を終えた後にオヤジ殿に会いに行く。
年末に一応、子供が生まれたことは報告したが、娘を見せるのは初めてである。


墓に着き、花を添え、線香を挿し、水をかける。
「遅くなったが見せに来たよ」と報告をする。
「まぁ これからもひとつ たのむよ」とお願いもする。
「あ そうそう 車は勿論ホンダだよ」とついでに報告する。
神も仏も信じてはいないが、墓参りは大事である。先人無くして今の自分は無いのである。
もっとも生前は親不孝ものだったので綺麗事に過ぎない。