歯医者

歯茎が痛いので、会社を1時間ほど早退して、十年ぶりほどに歯医者に行く。


家に帰り、近所の歯科医へ走る。(結構ギリギリだと思ったので)
診療時間は19時半までやっているところだったので、次回からは早退しないで済みそうである。


先述のとおり、高校以来一度も歯医者に行っていない。
歯医者の記憶は十年前のまま止まったままである。
そこで今日行った歯医者のハイテクぶりにかなり驚いた。(まぁハイテクぶり以外にも驚きポイントは多数あったのだが、それは後述する。)
まず椅子。どこぞのデザイナーにでも頼んだのかと思わせるような近未来的見た目をした椅子は電動でクルクル廻る。
次にデジカメみたいなもので、歯の写真をバシバシ撮って、それを見せられる。
レントゲンも撮る。
最近じゃ歯もレントゲンとか撮るんだなぁ と感心してしまった。


一方診療結果の方はと言えば、歯茎の腫れは虫歯の影響とかなんとかで、さほど問題ではないらしく、それよりも問題なのは歯石とのことである。
コーヒーやお茶を大量に飲む割には歯は汚れておらず、10年ぶりというわりには虫歯もほとんどない。親不知が少し生えて来ているので、生えないことを祈って下さい。
体質的に丈夫な歯をしているそうで、唾液とかも虫歯に強いそうである。
お陰で歯医者から足が遠のき、歯石が溜まっても気付けないそうな。


歯石除去作業は歯科助手みたいな若い女性が担当してくれた。
これが結構キレイだったりする。
結局、歯石は三回ほどに分けて除去された訳だが、1回目の休憩でその歯科助手的な人が奥に引っ込むと
「やー かなりすごいよ アレ」
という声が聞こえてきた。最初は何のことか分からなかったが、どうやら僕の歯石のことらしい。ちょっと泣けてきた。
2回目の除去に入り、途中で歯科助手仲間がやって来て、
歯科助手B:「なんかすごいって?」
歯科助手A:「この仕事4年くらいやってるけど、今までNo.2♪ 興奮してきた♪」
歯科助手B:「あんた やべぇよ・・・それ」
歯科助手A:「やー よくぞここまでやってくれました!って感じ?」
歯科助手B:「そんなこと言われても微妙ですよねぇ?」
僕:(うなずく)
治療中にこの会話ってありなんかなぁ・・・微妙?恥ずかしくて泣きそうなんですが・・


除去後、この美人歯科助手Aは「これが歯石ですよぉ」と言って見せてくれたが、この行為自体がすでに微妙であることは言うまでもない。


昔の歯医者と違って今は若い人が治療をするし、会話もフランクだなぁ・・・と驚く。
そして、定期的に検診を受けることを心に誓う。