スノボ、おばさん、初体験

妙高

It was helped by the book "Sommelier" that had been read in old times.


友人と新潟にスノボに出掛ける。
去年は行っていないので、2年ぶりとなる。
行きの新幹線で図々しいおばさんを発見する。
自由席の券なのに、指定席に座っているというとんでもないオバサンである。
途中、切符確認に来た車掌に注意されたのだが、「それじゃ大宮まで」と言って、500円ほど追加で金を払っていた。
勿論、この図々しいオバサン。
大宮なんかで降りる気などさらさらない。
自分の座っていた席に人が来ると、また空いている席に移動する という動作を終点の長野までやっていた。
見てるだけでウンザリするようなオバサンである。


スキー場に着くと、なんとレンタルボードが無いという非常事態に陥った。
少し離れたところにレンタル屋があるというので、往復30分ほど歩いてレンタルする。
トラブル避けるためにそろそろ買おうかな と考える。


1本目は久しぶりだったので、ビビリながら滑ったのだが、友人から「遅ぇよ」と言われたので、2本目からはそこそこやる気を出して滑る。
もっとも一生懸命滑ったところで、友人よりはかなり遅い。
あんまり早く滑るつもりもないので、自然を満喫しながら友人以外の他人に迷惑にならないように滑った。
雪山の静けさは何とも言えず良い。


宿は旅館ではなく、ホテルであった。それもちゃんとしたホテルである。
夕食もホテル的値段のコースを頼む。
ドリンクメニューを見て、
友:「ビールは後で飲むから、ワインでも頼むか」
僕:「じゃぁ白のハーフボトルにしようか」
友:「でも肉だろ 赤の方がいいんじゃないの?」
僕:「何も肉には赤、魚には白なんて決まってないだろ?お前は赤がいいのか?」
友:「赤はあんまり好きじゃないけどね」
僕:「酒なんて気楽に飲みゃいいじゃん」
と、言うことで白ワインのハーフボトルを頼む。


ちゃんとしたホテルのレストランではワインを頼むとソムリエっぽい人がちゃんとした段取りでサーヴィスをしてくれる。(ようである)
まずは注文したワインのビンテージの説明。(安ワインだからビンテージなんてどうでもいいのだが・・)
ソムリエがコルクを抜栓して僕の前に置く。
(これが噂のコルクチェックか・・・まさか生きてるうちにコレをやるとはな・・)
と考えつつ、コルクを簡単に確認し、匂いを嗅ぐ。
更にソムリエが僕のグラスに少量のワインを注ぐ。
(なるほどこれがホストテストか・・なんで僕をホストって決め付けてるんだろう?まぁ考えるのを止めるか・・・)
注がれたワインを少し飲み、「結構です」と言おうとしたが、上手く口にすることが出来ず、肯くのがやっとであった。
「よろしいですか?」と訊かれたので、再びコクコクうなずいて見せた。
気楽に飲みゃいいじゃんと言った自分が緊張していれば世話はない。
本色々読んでて助かったなぁ・・・とつくづく感じた。


食後のコーヒーも美味かったので2杯飲んで部屋に戻る。


オリンピックの開会式を見ながら、友人とビールを飲む。
つまみは売店で買ったチーズとねぎ味噌。
このねぎ味噌がまた格別に美味い。
「このねぎ味噌超やべーよ 飯食ったばっかりだけど、これで飯食いてぇ」
などと話しながら飲む。
本当に美味いのだ。柿の種が出る暇がないほどに・・・