こんな日に限って、飲みに行く、電車に乗って

朝、仕事に行く準備をしていると「目覚ましテレビ」の今日の占いが視界に入る。
今日の運勢1位は乙女座のあなたです 的な内容にふと不安がよぎる。
今日は飲みに行く予定であるが、こんな運勢1位などと言われる日に限ってトラブルが起きるんだよな・・・などと極度に悲観的になるのは性格が捻くれているせいであろうか。


そして、それはやはり訪れる。
トラブル発生。
夕方から緊急対応に入る。


本当にやれやれだな ピンポイントだな 傾向じゃすまないな 運命だな
このようにして卑屈な人間は生まれるんだな
なとど考えながら凹む。


それでもなんとか仕事にけりをつけて飲みに行く。
H、T、T(敬称略)が面子である。
久しぶりのまともなビールが酷く美味い。
発泡酒やその他雑酒とは違うな と思いながら飲む。
T氏がスパークリングワインを奢ってくれたんでそれを飲む。
ワインは苦手であるが、結構イケた。
他の面子も絶賛である。
鍋も美味かった。
自分で作るとどうにも濃い目に作ってしまうが、このくらい薄くてもしっかりとした味であればとても良い。
飲みながらの会話も他愛のない与太話や順位付け、仕事、大学時代の家庭教師話、駅伝など色々と話をして楽しんだ。
T氏が途中帰宅し、H氏と文字通り議論し(何故か氏と話をし出すとディベートになる傾向がある)、T氏とサシ飲みに移行する。


T氏は普段はあまり饒舌ではないので、僕の中では謎が多い人間であったが、サシで飲めば気も許し易くなる。それが酒の良いところである。
普段有り得ない位に色々と聞き出すことが出来た。


明け方、店を出ると外は雪である。
氏を見送り、電車に乗る。
そして気付けば「関内 関内」のアナウンス。
慌てて引き返し、電車に再び乗る。
そして気付けば「新橋 新橋」のアナウンス。
やれやれ京浜東北線を満喫してしまったな と考えながら帰路につく。


良い晩であった。


結論:人は顔をあわせないことには始まらない 良いも悪いも会ってから


ですな。