大の大人が、ずびずば

昨日の帰りからG氏に借りた「解夏」を読み始めた。
今朝の通勤の時にも読んでいた。
病気で失明を余儀なくされた主人公に、元教え子から手紙が届き、それを主人公の彼女が泣きながら読むシーンがあり、そこで本を閉じた。
まだ目的の駅までは時間があったのだが、自分の眼が潤んでいるのが分かったからである。


大の大人が通勤途中の電車で、本を読んで泣いたりしても、それを受け入れてくれるほど世間は寛容ではないし、僕はそれを十分知っている。それが老け顔のおっさんなら余計にだ。


にしても歳をとったせいか涙腺が緩い。
少し前に見た映画でも、病気の主人公の彼女が主人公の将来を想って自殺をし、それを主人公が回想するというシーンでやはり眼が潤む。


この手のシーンがホント駄目だ。


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