沖縄 最終日、忘れ物

沖縄最終日。


いよいよ沖縄も最終日、と言っても早い時間の便になっている為、
朝食をホテルで取りあとは帰るだけという日程である。
いつも通りに濃い目の朝食をとり、ホテルをチェックアウトする。
沖縄に来てから毎日のように晴れていたが、この日は朝から雨が降り出す。
ずっと天気が良かったのは随分とラッキーなことだったんだなぁ と今更ながらに思う。


レンタカーを返し、石垣空港から那覇空港へ。
那覇空港ではクーポン券が大量に余っていたので、そのクーポン券を使い昼食をとり、更に観光地にありがちな地域限定もののお菓子やら何やらを大量に購入し、旅の締めにと紅芋ソフトクリームを食べる。
この数日間、連日のようにアイスやらお菓子やらを食べたような気がする。
体重計に乗るのが怖い。


そして那覇空港をあとにし、一路羽田へ戻る。
こうして夢のような数日間は終わりと告げる。


・・・・・そして・・・・・


やはり悪夢はやってくる。




横浜駅から電車に乗ると荷物が多いので、カバンを棚に乗せたのだが、
なんとそのカバンを電車に置き忘れてしまったのである!
カバンの中身はビデオカメラにカード入りの財布、
旅行中にまわし続けたDVDなどである。
自宅に着く直前に気付き慌てて駅に戻る。
駅員に訪ねると、その駅員はまだ若く、こういったケースは初めてだったのか、僕の乗っていた電車を調べるのだが、調べていたのは土曜、休日用だった。(泣)
それに気付き、平日用を調べた結果、大船行きだったその電車は折り返しで戻ってくるとの話であった。


駅) 「戻ってくるから自分で探してみてください。」
一瞬耳を疑う。
1人で勝手に探せって言ってるのかな?(ちょい怒)
駅) 「電車はコレです。」
と言って土、休日用の列車の記された紙を見せる。
僕) 「これって、土、休日用って書いてあるんですけど」(怒)
駅)「すいません こっちですね」


やる気あんのかぁ!と思いつつも、戻ってくるのであればそれを探すしか手はない。
しばらくして戻ってきた電車に飛び乗り、電車の端から端まで隈なく探し、乗客の足元なども探したがどこにも見つからない。
結局横浜駅までの区間の間探し続け、これ以上電車の中を探しても無駄だと思い、横浜駅の駅員に再び尋ねる。
今度の駅員は先ほどの駅員とは打って変わって偉いジーさん。(泣)
老駅)「忘れ物? 特徴はぁ?」
僕) 「エンジ色のリュックです」
老駅)「中身はぁ?」
僕) 「財布とかビデオカメラとかです」
老駅)「どの電車ぁ?」
僕) 「もーいーですよ自分の乗った電車はもう調べました。」
老駅)「はぁ・・・」
僕) 「大船駅に連絡してください」
老駅)「はぁ・・・」
僕) 「もう自分で連絡しますから、大船駅の電話教えてください」
老駅)「はぁ・・・」と言って電話番号を言う。
(電話をかけるも 使われていないというアナウンスが流れるばかり)
僕) 「電話繋がんないんですけど、これ合ってるんですか?」
老駅)「でも、それしか(連絡網らしきもの)ないからなぁ」
僕) 「駅間で連絡方法あるでしょう!」
老駅)「電話以外は鉄道電話しかないからなぁ」
僕) 「じゃぁ それ使ってくださいよ!」
老駅)「はぁ 分かりました」


結局、この鉄道電話で大船駅に確認すると荷物は清掃係により回収されていたそうで、無事事無きを得たので良かったが、この対応の悪さには正直、泣きました。(T_T)